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2019年08月03日

9:飛行機の乗り方

当時、すでに東京から別府に引っ越してきて8年が経過。
その間飛行機にのる機会がなかった。
会社に勤めていた時は乗らない月がないほどだったのだが。
この間チケットレスサービスが充実。
搭乗手続きも色々変化している。
時代が流れていることをこんなことでも感じる。


渡航スケジュールを確定させ、先方からチケット手続きのための
パスポート情報の確認があり、返信。
搭乗便の情報がすぐに帰ってきたのだがその後の連絡がない。


会社にいたころなら、総務部の人が旅行代理店からチケットその他しおりなどが
セットされたビニールケースを持ってきてくれていたので、
私の頭のなかはそんなものが国際郵便かなにかで届くのだろうと思っていた。


日程直前になりさすがに不安になってA君に連絡。

『チケットが送られてこないけど、どうなってんの?』

『パスポートだけあれば手続きできますよ(笑)』

『なに!』


なんだかとても恥ずかしくなった。
ああ、浦島太郎状態。社会の変化についていけていない自分にがっかり。
やっぱり外に出ないとダメだなぁ。





約2年も通ったら、パスポートはあっという間にいっぱいで2冊目に。

  


Posted by katsu at 10:42Comments(0)上海

2019年07月27日

7:リハビリ

会社を辞めて早10年。
今は全く違う業界にいるので、少し頭を慣らそうと、
受験対策をする傍ら、自分自身のリハビリを始めた。


在職中の様々な資料、手帳やメモを時系列に整理しながら記憶をたどる。
社長からもらった課題図書も改めて読み直してもみた。


あちらこちらにメモしてある社長の肉声。
発せられたままの言葉を走り書きしている内容を読み返して、
もしかするとその当時よりも今のほうがその本質を理解できているのでは
ないかと思うことが多々あった。


個人で商売を始め、誰からも何の助言も受けず、あえて自分の頭だけで
考え判断し行動してきた中で、自然と在職中の経験が血肉となっていることに
気づかされる。







  


Posted by katsu at 12:28Comments(0)中国上海別府市

2019年07月24日

6:タイミングを計る

A君から連絡。
『R君と一度年内に大分まで挨拶に行きます。
今後の戦略もゆっくり練りたいので温泉にでもつかりながら・・・』


いよいよもって、彼らは前のめりだ。
人に請われるというのは悪い気はしない。
どうすべきか物事の優先順位とタイミングを見計らって
すべての折り合いをうまくつけたいと思う。


中国の件、自分の店、息子の受験。
息子の受験は結果はどうあれ後2か月。
そこまで待ってもらえれば、あとは自分の店の営業との両立をどうするかだけ。


結局は彼らのスケジュールが調整できず大分訪問は一旦流れ、
年明けにリスケするということになったのだが、こちらにとっても好都合だった。







  


Posted by katsu at 14:39Comments(0)中国上海別府市

2019年07月13日

4:子供からの刺激

当時の我が家は、子供の中学受験対策の真っただ中。
6年の夏から本格的に受験準備を始め、この時は本番を目前の11月。


焦りと不安の中、周囲からの遅れをキャッチアップしていく子供の姿を
頼もしく見る反面、なにやらよく分からない感情が芽生え始めていた。


軌道に乗っている今の商売になんの不満もないし、
なにより贔屓にしてくれるお客さんがいる。
何も無理して現状に変化をつけることもないのではないかとも考えるが、

『自分は今のままで良いのか』

『自分はなにかに挑戦しているのか』

『現状維持でよいのか。新たなチャレンジが必要ではないか』

自問自答を繰り返す。

挑戦する子供の姿に刺激を受け、何かやりたいという気持ち。
まだまだ影響を与え続けるぞという親としての責任感。
そんなことを思い始めたときに、中国の案件は絶好のタイミングで訪れた。
これは運命ではないか。
そんな考えが気持ちの中で勝ち始めた。





  


Posted by katsu at 16:56Comments(0)中国上海

2019年07月08日

3:即レス

『実は彼はカジュアルウェアの会社を仲間たちと立ち上げています。
今7店舗あって来年末までに30店舗くらいにしたいそうです。
僕も可能な範囲でアドバイスをしています。
山口さんには店舗運営のノウハウを教えてもらいたい。
出来れば早いうちに一度上海まで店舗を見に来てくれませんか』


『・・・』
なんという想定外な返信。
それにしても出店ペースが速すぎないか。資金はあるのか? 人は? 出店場所は? 
いろんなことが気になる。
どう返事を返すか迷っていると、続けて、


『正式に契約となれば月に1、2回上海まできて指導をお願いしたいです。
顧問料等はお支払いします。』
これってコンサルティングのオファーか?


話しの展開にまだ頭が追いついていかない。
会社を退職してはや10年。
その後まったく違う業界に生きている。勘も鈍っているだろうし、
色々なことを忘れているだろう。
そもそも今のアパレル業界がどのようにうごいているかの知識がない。

そんな調子の今の自分にやれるのか。




  


Posted by katsu at 11:54Comments(0)中国上海

2019年07月04日

2:後輩からのLine

話しの始まりは会社努めしていたころの後輩A君からのLineでした。
A君は私よりも3年後輩。入社後私が担当していた地域の店舗に配属されてきました。
たくさんいる新入社員のなかでもひときわ目立つ存在。

小売業の現場というのは多かれ少なかれマニュアルが存在し、それをベースに指導するためか、
仕事場の風土もまずは言われたことをやれという命令調。軍隊、もしくは体育会。
今は時代が違うのでしょうが、私が現場にいた1990年代というのはどこもそんな感じでした。
上司の前で委縮する新入社員が多い中、彼は自分の意志を持ち、
疑問に思うことはどうどうと言ってくる。
でもこちらがきちんと説明すれば理解が速い。
マニュアルを丸暗記するのではなく、内容の奥にある本質を理解しにくるようなタイプ。将来有望だなと思っていました。
その後は本社勤務となり商品部門の責任者になっていくのですが、そんな姿も入社当時を思えば当然かなと思いました。

会社を退職した後も、時々互いに近況報告しあうようなゆるーくつながっている一人。
その彼からいつもとはトーンの違う内容の連絡。

『中国のR君を覚えていますか。最近上海出張時にちょくちょく会います。
先日山口さんの話題になり、是非会いたいとのことでしたよ』

R君は私たちが在籍したF社が中国に進出したときに現地採用した新卒一期生。
中国に出張したときにその働きっぷりや現地社長の接し方を見ていて将来有望だと思っていた人物。

(へー、A君仕事で上海に行くんだ。)などと思いながら、今の仕事をしていて中国に行く機会など皆無で、社交辞令程度に、
『機会があればぜひ会いましょうと伝えておいて』と返事しておきました。

この時はまだその後に起こることはまったく予測していませんでした。


  


Posted by katsu at 15:55Comments(0)中国上海

2019年07月01日

1:オープニング

2017年2月から約2年半、本業の整体院の経営の傍ら中国の新興アパレル企業に
お邪魔していました。

一段落ついたところで自分なりに振り返ってみようと思います。


そもそも東京から別府に移住し、少し穏やかな時間を過ごしたいと思っていた自分が
何を思って海外まで足を運び、言葉の通じない人達と交わりながら、
何を成し遂げようとしていたのか。
何に気づき、何を学び、どう今後に活かすのか。


そんなことを考えながら、ぼちぼち思い出しながらブログを書いてみようと思います。





  


Posted by katsu at 19:17Comments(0)中国上海別府市