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2019年07月04日

2:後輩からのLine

話しの始まりは会社努めしていたころの後輩A君からのLineでした。
A君は私よりも3年後輩。入社後私が担当していた地域の店舗に配属されてきました。
たくさんいる新入社員のなかでもひときわ目立つ存在。

小売業の現場というのは多かれ少なかれマニュアルが存在し、それをベースに指導するためか、
仕事場の風土もまずは言われたことをやれという命令調。軍隊、もしくは体育会。
今は時代が違うのでしょうが、私が現場にいた1990年代というのはどこもそんな感じでした。
上司の前で委縮する新入社員が多い中、彼は自分の意志を持ち、
疑問に思うことはどうどうと言ってくる。
でもこちらがきちんと説明すれば理解が速い。
マニュアルを丸暗記するのではなく、内容の奥にある本質を理解しにくるようなタイプ。将来有望だなと思っていました。
その後は本社勤務となり商品部門の責任者になっていくのですが、そんな姿も入社当時を思えば当然かなと思いました。

会社を退職した後も、時々互いに近況報告しあうようなゆるーくつながっている一人。
その彼からいつもとはトーンの違う内容の連絡。

『中国のR君を覚えていますか。最近上海出張時にちょくちょく会います。
先日山口さんの話題になり、是非会いたいとのことでしたよ』

R君は私たちが在籍したF社が中国に進出したときに現地採用した新卒一期生。
中国に出張したときにその働きっぷりや現地社長の接し方を見ていて将来有望だと思っていた人物。

(へー、A君仕事で上海に行くんだ。)などと思いながら、今の仕事をしていて中国に行く機会など皆無で、社交辞令程度に、
『機会があればぜひ会いましょうと伝えておいて』と返事しておきました。

この時はまだその後に起こることはまったく予測していませんでした。